M-planet公演「望月うさぎをめぐる4つの狂騒曲」(2024/9/8)
9/8は、劇団M-planetの第11回公演「望月うさぎをめぐる4つの狂騒曲(らぷそでぃ)」を
観覧させていただきました。音楽仲間が出演するとのこともありましたが、久しぶりの観劇の機会、とても楽しみでした。
まず、シナリオが良かったです。4つのストーリーが微妙に絡み合いながら、と思っていたら、入れ子構造のようなっていて、意外で複雑ながら立体感があるためか、すっきりとわかりやすかったです。望月うさぎという人なのかうさぎなのか、そして、餅つき大会にバニーズとは。不思議な世界を、劇中の人と重なりながら、幾重にも重なる世界を見るような感覚でした。くすくす笑える箇所も随所に、社会風刺をいれながら、いやそれがメインテーマなのか、そして最後には勇気を与えてくれる。見ごたえがありました。
役者の方々も素敵でした。みなさん上手いですね。一人一人のセリフ、演技の質もそうですが、全体のトーンやまとまりも揃っていて、しっかり準備をした中で作り上げられたんだろうなと感じました。すみません、偉そうに。音楽仲間のHIKAさん、なんと主役!望月うさぎ役を熱く、感情豊かに、そして体いっぱいの素晴らしい演技でした。
幾重に重ねた暗幕は、シンプルながらうまく舞台装置として機能していて、とてもわくわくした舞台を作り上げていました。音楽、照明も合わせてとても良かったです。
開演前はRimless noteの楽曲がゆったり流れ、月の出を待つかのよう。そして終演後は、叶姫さん、Hikaさんたちの音楽ライブ。叶姫さんの今回の演目をテーマに作られた楽曲は、劇のエンディングに使ってもいいなぁと思いました。
とても楽しませていただきました。良い機会をありがとうございました!
0コメント