藤田充なんでモールワンマンライブVol.83(2025/4/6)

 4/6は、藤田充さんのなんでモールワンマンライブにお邪魔しました。何度もお邪魔しているのに、また、いつも以上に感動してしまう、素晴らしいライブでした。

 プロ、ハイレベルなアーティストさんでも、技術的なクオリティや体調、そして気持ちを、一つ一つのライブに合わせ、観客の心をつかんで一つにするのは、時に難しいのではないでしょうか。ときどきそう思います。毎回クオリティの高いライブを聴かせていただく充さんですが、今回のライブは特に、演奏の技術、声を含めた体の調子、そして気持ち、すべてがレベルの高い状態だった気がします。初めて来られるお客さんがいらっしゃったこともあったのかもしれません。そして、自分自身も、充さんの演奏に同期するような状態だった気もします。

 最近の作られた歌、私にとっては初めての「満月草」。厳かさも備える文語調の歌詞に、日本的な懐かしさもありつつ、やはり充さんらしい技巧的なメロディを、その澄んだ歌声で美しく響かせました。世の中の動きと自身の心情を滔々と歌いあげる(違ってたらごめんなさい)、心に沁み入ります。そんな歌を聴けて幸せと思いつつ、世の中のことを考えさせられもします。

 今回は、オカリナ曲以外も、カバーを2曲。リクエストに応えた曲もあったとのこと。福山雅治の「桜坂」、Kiss-My-Footの「Luv Bias」。2曲とも藤田充のオリジナル曲かのようにしっかりと自分のものにされての演奏。特に「Luv Bias」は藤田充の世界感にも通ずるものがあり、その世界にどっぷりとつかることができました。原曲アーティストより良かった。

 「Obligato」はとても好きな曲、今回も伸びやかな声で自分の心に刺さりました。何度も聴いている「ホットチャイ」ですが、特に今回。情景が目に浮かび、そして、自分の子供との思い出とも重ねて、胸がじーんときました。「紫陽花」好きだなぁ、「蒼」のイントロが始まると、、、、とか、全曲想いを言いたい気分。

 そんな余韻が残る、素敵なライブでした。ありがとうございました!

0コメント

  • 1000 / 1000